ろく録

インプットした経験や知識はアウトプットしなきゃいけないと思うので、そのためのツールです。

富山大好き人間

5日間で北陸と関西を回る旅行をした。

降りた駅順では 新宿〜高尾〜新宿(台風で中央本線が止まっていたため迂回)〜高崎〜軽井沢直江津〜富山〜高岡(〜砺波)〜金沢〜京都〜大阪〜新宿 の順であった。

 

富山県に二泊三日でホテルをとっただけで、それ以外は全てノープランの旅であった。ちょっと「お、こっちに行ってみようかな」と思ったら行ってみる、という感じに。足のマメが潰れて歩くのがしんどくなってしまい、大阪から直行で東京に帰ってしまったったことにより5日間しか旅が出来なかった事が唯一の心残りである。

 

その中でも不覚にも富山県の魅力にどっぷりハマってしまった。

 

今日でこそ新幹線が開通したが、その前までは東京からの直通の列車が無く、都会とは断絶された空間であった。

 

そんな地域条件によるものであるのか、この富山県の市街地の独特の空間と雰囲気には名状のし難いものがあり、何ものにもたとえがたい魅力があった。そして、メシも美味い。

 

今回はあいの風とやま鉄道のほかに、城端線氷見線にも乗って出掛けた。高岡市内ではレンタルサイクルを借りてアニメ「ゆるゆり」に登場した場所を回った。(これが目的だった。)

 

こんな旅をしたかったのには理由がある。

 

細野晴臣がエッセイで「木の棒を倒してそちらの方へ進むような旅をすれば、旅そのものが贈り物をくれる。」とかそんな感じのことを言っていたが、その一文にえもいえぬ感銘を受け、それで思い立った。非常に単純である。

 

そして今回の旅でも旅そのものに贈り物をもらった。

 

富山市路面電車高岡市のどこか落ち着く街並み、南砺市から見た砺波平野の散居村の風景、氷見市から見る日本海の荒波。その全てが細野晴臣が言った「贈り物」なのであろう。

 

f:id:tsubonotori:20160826212023j:image